テニス-普遍的なフォームを求めて

Nov.2019

S&S

1. 序

テニスはやっていて楽しい。ラリーが続けばなお楽しい。この稿では、フォームを中心に ボールを打って楽しくなるにはどうするかを議論する。

2. 打球音

テニスのトッププレイヤーは必ずと言っていいほど良い打球音を出す。 素人の打球音は「ズン」だがトッププレイヤーの打球音は「カーン」だ。
カミソリパンチのように良い打球音を出さない優れた打ち方もあるが難しい。

3. スピンとからだの物理的な動き

井上悦子プロは下半身は平行移動、上半身は回転と言っていた。回転速度を増すためにはどうしたら良いか。 回転速度を急激に加速することで上半身にあるラケットが加速し、良い打球音がしそうだ。
ここでフィギュアスケートのスピンを思い出そう。スピンの時、初めは両腕を左右に伸ばし、 それから両腕をからだの中心部に折りたたむことで回転速度を上げる。
テニスでも同じだ。ラケットを持つ上半身の回転速度を急激に加速するためには、 拡げた左腕をからだに近づけるべく折りたたむ。

4. リストバンドとアームカバー

リストバンドやアームカバーを腕に着けて打つのはフォームを矯正するには良いが フォームを決定するためにはあまり役に立たないようだ。

5. 具体的な打球法

上半身の回転速度を急激に加速するためには拡げた左腕をからだに近づけるべく折りたたむ、と述べた。 右腕も折りたためば良いが、特にバックハンドなど右腕を伸ばさなければならないから右腕を折りたたむのは無理だ。
具体的な打球法はフォアハンドを打つ時は左腕を腹に巻きつけ、バックハンドを打つ時は左腕を背中に巻きつける。 これで上半身の回転速度を加速することができる。

6. その他の打ち方

フォアハンドの高いボールを打つ時は左腕を胸に巻きつけ、バックハンドの高いボールを打つ時は 左手を後頭部付近に持って来ると良い。


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