テニスにおいて、世の中には色々な打ち方が氾濫している。
どれを取れば良いかわからない。独自の打ち方をすれば良いのかもしれないが、
我々ウィークエンドプレーヤーにとってそれは敷居が高い。最初は先人などトッププレーヤーを
まねるべきだ。
「こういう感じで打つ」なんてすぐ忘れてしまう。
打つ時、何も考えなくても良いのであればそれに越したことはない。
リストバンドなどアクセサリを利用するのがフォームを整えるためには有効だ。
リストバンドを着けて打つと明らかにフォームが変わってくる。
次はどこに着けるか、だ。着ける位置によってフォームが違ってくる。間違った位置に着ければ
ボールは飛ばない。正しい位置があるのだ。
私の経験から得た究極のリストバンドの位置というべきものを示そう。
結論を言うと、右前腕にロングリストバンドを着け、腰にベルトを巻いて打つと良い。
良い打球音が出るし、ジョン・マッケンロー選手のような良いフォームが生まれる。
ロングリストバンドの長さは15センチメートルぐらいのが良い。短ければ打球音も悪くなる。
ロングリストバンドはアマゾンなどで野球用リストバンドをさがすと見つかる。
ベルトをして打っているテニスプレーヤーはあまり見かけない。野球選手くらいだ。
しかしこれには重い意味があるのだ。
ベルトを着ければ右前腕をベルトあたりを通ってスイングすることになる。パンチを効かせるには
このピシャッとするのが大事なのだ。
ベルトを着けるにはもう1つ意味がある。
それは体重移動をスイング、上半身の回転に対して遅らせる、ということだ。体重移動ではなく、
下半身の回転かもしれない。この下半身の体重移動、回転を上半身のスイング、回転に対して遅らせる。
なぜ遅らせるかというと、上半身と下半身とが同時に動けば腕を使えなくなるからだ。
肘の屈伸でボールを打つにはスイングと下半身の動きとを分けなければならない。
具体的には、インパクトのあとステップインする。間違ってもステップインしてからインパクトしてはならない。
以上、体重移動、下半身の回転を遅らせることの必要性について述べたが、ベルトを腰に巻くと これが無意識にできる。
さて、イワン・レンドル選手のフォームは、左右前腕にロングリストバンド、腰にベルトを巻いて打つと実現できる。
ステファン・エドバーグ選手のフォームは右前腕にロングリストバンド、左手首に(ショート)リストバンド、腰に
ベルトを巻いて打つと実現できる。
ボリス・ベッカー選手のフォームは右前腕にロングリストバンド、左前腕の肘に近い部分に(ショート)リストバンド、腰に
ベルトを巻いて打つと実現できる。