テニスのフォーム。
上半身を回転させ(ひねり)、下半身は静止もしくは遅延運動させる、とか色々考えはあるが、まだ私は確信に至ってはいない。
ウインドミルなどは別の動きをするからだ。
しかし1つだけ確信したことがある。
それは、
『フォアハンドストロークでは伸ばした両肘、両膝を曲げながら打ち、バックハンドストロークでは
曲げた両肘、両膝を伸ばしながら打つ』
ということだ。
それを実現するための解決策を考えてみる。
そのためには両肘、両膝にサポーターを着けることだ。
4ヵ所だ。
しかし残念ながら人間はどうも同時に2ヵ所までしか意識できないらしい。
どこに着けるかが問題だ。
1つの案として両足首にサポーターを着ける。
足首そのものだけでは無く、かかとを覆い、土ふまずまでかかるサポーター。
これで足首の関節を曲げ伸ばしすることを意識できる。
すなわちべた足に足の裏をコートにつけたり、コートにつま先立ちになったりする。
足首の関節を曲げてべた足になった時は、両肘も両膝も曲がっている。
足首の関節を伸ばしつま先立ちになった時は、両肘も両膝も伸ばした状態になる。
すなわちフォアハンドストロークではテイクバック時、つま先立ちにし、バックハンドストロークではフォロースルー時、
つま先立ちにする。
他の時はべた足だ。
これで結構力強いボールを打てる。
ジミー・コナーズはこの理屈を上手に使っているようだ。
彼はサウスポーだが右利きに直して考えてみよう。
彼は利き足の右足をつま先立ちにして、左足をべた足にしてボールを待つ時、構える。
これでフォアはテイクバック時つま先立ちに、バックはフォロースルー時つま先立ち、その他の時はべた足になる。
別の案。
両膝に膝サポーターを着けて打つと打つ時、両膝の曲げ伸ばしを意識できる。
両膝に連動して両肘も曲げ伸ばしされる。
これを実行しているのはジョン・マッケンローであろう。
別の案。
左肘に着目したのはステファン・エドバーグ、ボリス・ベッカー、ロジャー・フェデラーだ。
左肘に肘サポーターを着けて打つ。
左肘をフォアの時は曲げながら、バックの時は伸ばしながら打てる。
注意すべきは何に対して左腕を曲げたり伸ばしたりするか、だ。
腰(腹)に対して左腕を曲げ伸ばしするのはエドバーグだ。
胸に対してするのはベッカーだ。
頭に対してするのはフェデラーだ。
フェデラーの場合は比較的簡単で左肘に肘サポーターと頭に帽子を着けて打てば実現できる。
力強いボールを打てる。
エドバーグの場合も簡単で左肘に肘サポーターと腰にベルトを着けて打てば実現できる。
別の案。
両肘に着目したのはノバク・ジョコビッチだ。
両肘に肘サポーターを着けて打つ。
そうすれば実現できる。
両肘の曲げ伸ばしを意識できる。