リストバンドで分類するテニスのフォーム

 テニスにおいてリストバンドをつける位置はテニスのフォームと密接な関係がある。
 錦織圭選手はいつも右前腕中部にリストバンドのようなものをつけている。彼のテニ
ス哲学は知らないがそれにしても何か意味があるようである。
 リストバンドはそもそも両手首につけるアクセサリーでテニスストアで1000円弱
で一組手に入る。
 テニスの初心者はボールがホームランによくなる。ネットを越えこそすれ、ベースラ
インを越えて後ろのほうに飛んで行く。従ってフォームに何かしら足かせならぬ手かせ
が必要である。それを実現するのがリストバンドである。
 リストバンドをつけると打ち方が制限される。しかしその精錬された打ち方は、よく
コントロールされるのはもちろん、ハードヒットできるものだ。
 ジミー・コナーズ選手はサウスポーだから右利きに直して考えてみよう。彼のリスト
バンドの位置はラケットを持った右手の肘と、左手の前腕中部にある。
 ジョン・マッケンロー選手は右肘と左肘の位置にリストバンドがあるような打ち方を
している。
 ステファン・エドバーグ選手は右肘と左手首にリストバンドがあるような打ち方をし
ている。
 イワン・レンドル選手においては右肘だけだ。
 ここで発見したことだがほとんどのスーパープレイヤーは右肘の部分にリストバンド
があるような打ち方をしている。あともう一つのリストバンドの位置で固有のフォーム
が決まる。
 テニスの歴史はフォームのええとこ取りだったような気がする。
 こんな打ち方があるんだぞ、と主張することで選手は大きな大会に優勝してきたのだ。

トップページへ